『ピアリング戦記 ― 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち』を読みました

ファームウェアエンジニアの中林 (id:tomo-wait-for-it-yuki) です。Nature では Nature Library1 という図書購入制度があります。こちらの制度を利用して『ピアリング戦記 ― 日本のインターネットを繋ぐ技術者たち』を読んでいたところ、久しぶりに夢中で一気読みしてしまうほど面白かったので、社内に読書感想文を残すだけではもったいない、と思い感想を公開することにしました。

ピアリング戦記 ― 日本のインターネットを繋ぐ技術者たちwww.lambdanote.com

私このあたりのことは詳しくなく、BGP とか IX は言葉としては知っているけど…、程度でした。では、なぜこの本に興味を持ったか?というとラムダノートさんから出版された本だから、に尽きます。仕事の休憩中に twitter を見ていたらピアリング戦記に関する tweet が流れて来て、「へー、あまり知らない分野だけど、ラムダノートさんだし、とりあえず目次見てみるか」というノリで目次を見たところ、知らないことだらけでおもしろそうだったため、そのまま Nature Library の購入フォームから購入依頼をしました (あと、結局個人用にも買っちゃいました) 。

前提となる技術の説明が書籍の最初にあり、前提知識が乏してくも、スムーズに内容を理解することができました。そして、関係者のインタビューから感じたことは、インターネットを良くすることへの熱量です。(これは Engineers in VOYAGE を読んだ時と同じような熱さを感じました)

今、自分が当たり前に使っているインターネットが、裏でめちゃくちゃ泥臭いビジネス駆け引きがあったり、コミュニティ運営によりネットワークが構築されている、ということを初めて知ることが出来ました。この本が出版されなければ一生知ることのない話が盛りだくさんでした。

ドコモのデピアリングの話とかは、読んでてうわぁ、ってなっちゃいましたね…。

存在することが当然になった社会インフラの舞台裏を見ることができる貴重な書籍で、意外と人に支えられているのだな、ということが感じられる面白い切り口なので、ぜひ読んでみて下さい!

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