『エンジニアリングマネージャーのしごと』を読みました

ファームウェアエンジニアの中林 (id:tomo-wait-for-it-yuki) です。Nature の図書購入制度 Nature Library1 で『エンジニアリングマネージャーのしごと』を読みました。

www.oreilly.co.jp

読んだ理由

まず、私は現在エンジニアリングマネージャーではありません。 ただ、どこかのタイミングでマネージャーのキャリアパスを選択するだろう、という感覚を持っていますし、わりと周囲のメンバーにもそう公言しています。 そういうわけでマネージメント関連の本で良さそうな本が発売されたら、読むようにしています。 本書もそういう経緯で手に取った1冊となります。

感想

「とりあえずこれ1冊の内容を実践しながらエンジニアリングマネージャーを始めれば良さそう」と思える内容でした。 新しく何かを始める時に、とりあえずの1冊があるのはありがたいことです。

書いてある内容1つ1つは断片的に目にしたことが多いものでしたが、それぞれすぐに実践できることが書いてある点がとても良かったです。 1on1 の章を読んで、最近サボっていたファームウェアチームメンバーとの 1on1 を実施したりしました (色々気づきがあってよかったです) 。

私自身もそうですが、これからマネージャーになる方にもお勧めできる内容になっています。 マネージャー職が何をする仕事なのか理解できれば、自分のマネージャーが何をやっているのか解像度が上がりますし、その一部を自分の業務に取り入れることができます。

気づいたこと

これまで「良いマネージャーと仕事した経験があるか?」という質問に対して、新卒入社した最初の上長、と答えてきました。 ただ、なぜその最初の上長が「良いマネージャー」なのか?が今ひとつ言語化できていませんでした。 しかし、本書の5章「その人に合った仕事とは」を読んでいて、ここが抜群に良かったんだな、という知見を得ることができました。

5章の内容では、マズローの欲求階層と発達の最近接領域を扱っています。 大雑把に言うと、自己実現欲求を満たしながら、サポートすれば達成できるタスクをアサインすると良い、ということなのですが、これちゃんとやるの難しくないですか? 最初の上長はこれが良い感じにできていて、成長も実感できたので、今でも印象に残っているのだな、というのが5章読んでるときに突然つながりました。

ところで、現在 Nature のソフトウェアエンジニアリングチームにもマネージャーが不在の状態です。 私にも誰にも明確な上司は存在しません。 その状態でもそれなりにうまくやれているのは、各々が少しずつマネージメントしているからだと考えています。

ただ、各々がやりたいことをすくい上げる専属のポジションがない以上、お互いがやりたいことを明確に発言して、それをサポートする、という取り組みを強化できると良いのかなぁ、と考えたり、自分がスキルアップしているのかどうかはわりと曖昧だな、と思ったりするようになりました。 特にそこからどう発展するか考えていないのですが、どうでしょうかね?内外の反応が気になります!

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